
広告
プロボクシングWBC アジアヘビー級王者
樋高 リオ |Rio Hidaka
〝強さ〟とは何か。それを問い続けているのは、プロボクサーの樋高リオさんだ。「強いって何なのかという問いがずっとあって。自分はまだわかってない。それを知りたいのかもしれない。弱い自分との戦いをしていて、本当に強いっていうのは何なのか、答えを探していますね」と、戦い続ける理由を語る。体格で劣る日本人には厳しい戦いと言われるボクシングのヘビー級。リオさんはその厳しい階級で、2016年からロサンゼルスを拠点とし、日本人初のヘビー級世界王者を目指している。
ボクシングに本格的に取り組み始めたのは25歳と遅い。当時の日本はKー1グランプリやPRIDEなど格闘技ブームの真っただ中。リオさんはひざの手術を終えたばかりだったこともあり、蹴りのないボクシングを始めた。しかし「ボクシングは本当に全然できなくて」。悔しさがきっかけで、いつのまにかのめり込んでいたという。2006年にはボクシングのためにオーストラリアへ。ニュージーランドでプロデビューし、5戦目からは日本で活動を開始した。その後、環境やモチベーションがともなわず引退も考えたが、「まだ自分はここまでじゃない」という思いは強かった。2014年から拠点をアジアへ移し、翌年、WBCアジアヘビー級タイトルを獲得。「アジアも獲ったしアメリカに行こう」と次のステップを踏み出した。
ロサンゼルスに実際来てから、実力社会を身をもって感じている。「ここでは本当に自分次第ですね」。渡米後2カ月でけがの不運に見舞われ、負傷続きでまだ試合に出場することはできていない。しかし4月から本格的に練習復帰を果たし、再スタートの準備を整えている。ヘビー級での戦いは「身体の強さというか、骨なのか、骨格なのか、筋肉量の違いなのか、大変さを感じる」といい、フィジカル強化のためにウェイトトレーニングのジムにも通う。しかし「トレーニング理論もアメリカのほうが進んでいるし、日本よりヘビー級ボクサーが多いのでトレーナーもヘビー級の選手について知識がある。学ぶことは多い」。スパーリングパートナーには困らないという大きなメリットもある。
リングの上で頼れるのは自分だけ。その分、自分自身が得られるものも多い。「ボクシングは本当に一人の勝負だから、自分に返ってくるものは大きい。それが欲しくてやっているということに尽きるかもしれないですね。勝ったときの喜びや壁を越えたときの喜びであったりとか、限界に挑戦というか。たどり着いたら新しい景色があって、そこからさらにまた上があって次の戦いに向かっていく。自分は目標と違うことに囚われてきたことがすごく多く、直接目標に向かうことができていなかった。自分の弱さに負け続けてきた。それを克服するには、日々戦いなんですよね、自分の中で。自分の限界もまだ見ていないから」。答え探しの戦いはこれから始まる。

2016年からロサンゼルスを拠点に活動するプロボクサー樋高リオさんは、日本人初のヘビー級世界王者を目指す
WBCアジアヘビー級タイトルを2015年に獲得。現在はハリウッドの名門ジム、ワイルドカード・ボクシングクラブでトレーニングに励む

「ボクシングは本当に一人の勝負だから、自分に返ってくるものは大きい」と話すリオさん(左)。強さとはなにか、答えを探す戦いの日々は続く
あわせて読みたい
ピックアップ
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】人生の出会いが導いた、茶...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】宇宙を感じながら生きよう...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】写真は一瞬を永遠にする
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】夢はハリウッド大スター L...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】日本人アーティストとして...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】勝負したかったんじゃない...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】言葉や環境の違いに不安を...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】メンバーひとりひとりの人...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】島唄×コンテンポラリーダ...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】学び続ける姿勢が 己の可...
- ロサンゼルスで暮らす人々一覧はこちら >
最新の記事
- W杯交通ラッシュのイングルウッドでWaymoが誤進入 対向...
- ターゲット店内で女性を襲撃した男、殺人未遂の容疑で起...
- ロサンゼルス統一学校区の教育長が辞任 2月にFBIが捜査...
- 【~Jun 25】Mitsuwa Market Place 今週のお得商品!
- 新作浴衣100点以上入荷 ✨今年の夏祭りは浴衣で出...
- 【参加無料】不妊治療・体外受精のセミナー開催| LIFE ...
- 手荷物検査が“より速く・より厳密”に進化 LAXでTSA新型...
- ボイルハイツの倉庫火災 ドジャースタジアム周辺まで煙...
- 【W杯トリビア】なぜピンクのスパイクだらけ? “統一カ...
- それ、偽物かも?【サッカーファン注意】ワールドカップ...
- すべての記事一覧はこちら >



















