【ロサンゼルス17日】米国で、寄生虫「サイクロスポラ(Cyclospora)」による食中毒への警戒が広がっています。感染すると長引く下痢などの症状を引き起こすこの病気は、主に汚染された食品や水を介して感染します。
特に注意が必要とされているのが、生で食べることが多い野菜や果物。過去の発生例では、葉物野菜、ハーブ、ベリー類、サラダミックスなどが関連したケースが報告されています。
今回の流行を受け、「野菜を酢で洗えば寄生虫を殺せるのか?」という疑問がSNSなどで広がっています。しかし専門家によると、酢はサイクロスポラを完全に殺すものではなく、表面から取り除く手助けになる可能性があるものとされています。
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◆酢は“殺菌剤”ではない 基本は流水洗浄
専門家が推奨する基本対策は、まず流水による丁寧な洗浄です。
野菜・果物を安全に食べるポイント
■ 流水でしっかり洗う
食べる前、切る前、調理前に流水でよく洗うことが重要です。「洗浄済み」と表示された商品でも、再度確認することが推奨されています。
■ 表面がデコボコした食品は特に注意
ラズベリーなど表面が複雑な果物は寄生虫が残りやすく、単純な水洗いだけでは十分に取り除けない場合があります。
■ 硬い野菜や果物はブラシ洗いも有効
メロンやキュウリなど表面が硬い食品は、清潔な野菜用ブラシでこすることで汚れを落としやすくなります。
◆最も確実な対策は「加熱」
サイクロスポラ対策として最も確実なのは、食品を十分に加熱することです。
生で食べるサラダやフルーツは人気がありますが、感染リスクを下げたい場合は、野菜を炒める、蒸す、煮るなどの調理方法が有効です。専門家は、加熱によって寄生虫を死滅させる効果が期待できると説明しています。
◆特に注意したい食品
今回の流行で注意が呼びかけられている食品には、以下のようなものがあります。
- 袋入りサラダ・カット済みサラダ
- 葉物野菜(レタスなど)
- 生のハーブ(バジル、パクチーなど)
- ベリー類
- カット済みフルーツ
これらは洗浄が難しかったり、生で食べる機会が多いため、感染リスク管理が重要とされています。
◆「野菜を避ける」のではなく、正しい準備を
専門家は、今回の流行を理由に野菜や果物を完全に避ける必要はないとしています。
大切なのは、
「買った食品を正しく扱う」
「手洗いを徹底する」
「必要に応じて加熱する」
という基本的な食品衛生対策です。
夏場は食中毒が増える季節。新鮮な野菜や果物を楽しみながら、正しい洗浄と調理でリスクを減らしましょう。
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