サマータイムがない州も アメリカの“時間制度”の意外な違い 飛行機の搭乗時間にも注意(3/5)

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【ロサンゼルス5日】アメリカでは春になるとサマータイム(Daylight Saving Time)が始まり、時計を1時間進めるのが恒例となっている。2026年は3月8日(日)。しかし、この制度は全米で一律に実施されているわけではない。

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実は、ハワイ州とアリゾナ州ではサマータイムが採用されていない。そのため、3月にサマータイムが始まると、他州との時差が一時的に変わることになる。例えば、カリフォルニアがサマータイムに入ると、通常は1時間差のアリゾナと同じ時間になる。一方、ハワイとの時差は通常より広がる。

ただしアリゾナ州でも例外がある。州北東部に広がるナバホ・ネーション(ナバホ居留地)ではサマータイムが実施されているため、同じ州の中でも時間が異なるという少し複雑な状況になっている。

こうした時間の変更で特に注意が必要なのが飛行機の搭乗時間だ。サマータイム開始直後は、出発地と到着地の時差が変わっていることに気づかず、搭乗時刻を勘違いするケースが毎年のように起きる。航空会社の予約システムは自動で調整されるが、旅行者は出発時間と到着時間が現地時間で表示されていることを改めて確認しておくと安心だ。

そもそもハワイやアリゾナがサマータイムを採用しない理由は地理的条件にある。ハワイは年間を通して日照時間の変化が小さく、時間を変える必要性が低い。一方アリゾナは夏の暑さが厳しく、夕方の明るい時間が長くなると冷房使用が増える可能性があるため、制度のメリットが少ないとされている。

2026年のサマータイムは3月8日(日)午前2時に開始される予定だ。スマートフォンなどは自動で時間が変わるが、壁掛け時計や車の時計などは手動で調整が必要になる。

年に2回の時間変更はアメリカの生活に定着しているが、ハワイやアリゾナのようにサマータイムを採用しない州があることは、アメリカの時間制度の多様さを示している。旅行や出張の際には、こうした地域差も頭に入れておきたい。

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