今、大和田伸也さん(俳優・声優)が話題なのだ。先日NHKでも特集されていた。最近若者の間で流行している「ぬい活」とは、日常的にぬいぐるみを持ち歩く活動のこと。仕事先や旅先にも同行、寝る時も一緒に過ごす。女の子ならわかるが伸也さんは今年79歳になる。それが嬉しい。SNSで“しんちゃん”名で常に発信している。おかげで今や子供たちに大人気なのだ。そんな訳で私が担当しているTBSのラジオ番組『テリー伊藤の昭和モーレツ天国』にも来てもらった。
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伸也さんとは毎年深川の富岡八幡宮境内で開催される節分祭で一緒に豆まきをする間柄なのもあり快く来てくれた。世代が近い事もあり、鉄腕アトム、ゴジラ、長嶋茂雄に夢中だった少年時代のことなど話題は尽きない。傑作だったのが、子供の頃の夢は「ゴジラの足で踏んづけてもらいたかった」とはさすが伸也さん、夢がでかい。しかも「役者になってゴジラ映画に出演し夢が叶った」と。鉄腕アトムのアニメではアトムの生みの親、天馬博士役を一年間演じることが出来たと嬉しそう語っていた。羨ましい役者人生。
伸也さんの名前を世に広めたのは、大人気TV時代劇『水戸黄門』(TBS)の格さん役だろう。ここでとっておきのエピソードが。伸也さんが得意げに「え〜い、静まれ、静まれ、この紋所が目に入らぬか!こちらにおわす方をどなたと心得る!恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ!え〜い!頭が高い!控えおろう!」と名文句を。実はこれ伸也さんのアイディア。それまでは印籠を出した後の決まったセリフはなく印象が薄かった。そこで監督に「同じ決めゼリフの方が視聴者も喜ぶのでは」の進言をしてあの定番が生まれたそうだ。凄すぎる。これから何百年経っても水戸黄門が続く限りこの名文句は残る。
収録の日、TBSラジオのトイレでこんなエピソードがあった。個室に入りたくて行くと、既に伸也さんがドアの前で立っていた。軽い立ち話をしていたが一向に開かないため私は他を探そうと廊下に出ようとした時ドアが開いた。その瞬間伸也さんが「テリーさんお先にどうぞ」と。もちろんお断りした。大和田伸也はそういう男なのだ。芸能界の先輩にもかかわらず決して偉ぶらず、いつも飄々としている。まさにこれが芸能界の一線に長く居続ける人柄なのでは。
スタジオではポケモンのクワッス、ゼニガメ、ワニノコのぬいぐるみに、ペロ、チコ、チロとかつての愛犬の名前を付けてマイクの横に並べていた。「ぬい活」の様子はYouTubeやXで見ることが出来るので是非皆さんも見てください。楽しいですよ!












