【ロサンゼルス27日】アメリカ国内でサルモネラ菌による食中毒の集団発生が確認され、全米17州で少なくとも98人の感染が報告されています。連邦当局は、回収された卵が感染源の可能性が高いとみていますが、すべての感染を説明できるものではないとして、引き続き調査を進めています。
調査当局は、インディアナ州に拠点を置く「Midwest Poultry Services」が生産・出荷した殻付き卵が、今回のサルモネラ感染拡大の有力な原因と判断しました。同社は、テキサス州の農場で生産され、6月6日から7月3日までの間に出荷された卵について、サルモネラ菌汚染の可能性があるとして自主回収を実施しています。
回収対象となったのは、白い殻の卵やケージフリー(平飼い)の茶色い卵など、およそ160万カートンです。これらの卵は複数のブランド名で販売され、賞味期限または販売期限は7月20日から8月17日までの商品が含まれています。
対象商品は、テキサス州とルイジアナ州のKroger店舗、さらにBrookshire Groceryの店舗を通じて販売されました。流通先には、テキサス州、オクラホマ州、アーカンソー州、ルイジアナ州、ニューメキシコ州、ミシシッピ州の店舗が含まれています。また、一部は食品サービス業者や小売業者にも出荷されました。
一方で、連邦当局は、回収された卵が感染拡大の主な原因とみられるものの、Midwest Poultry Servicesの製品だけでは確認されているすべての患者の感染経路を説明できないとしています。別の感染源が存在する可能性も含め、調査が続いています。
サルモネラ菌に感染すると、発熱、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れることがあります。特に乳幼児、高齢者、免疫機能が低下している人は重症化するリスクがあるため、当局は注意を呼びかけています。
消費者には、対象となる卵を購入していないか確認し、該当する場合は食べずに廃棄するか、購入店舗に返品するよう呼びかけています。
※リコール対象地域は6州 大手スーパーでも販売
今回のリコール対象となった卵は、以下の州で流通しました。
- テキサス州(Texas)
- オクラホマ州(Oklahoma)
- ルイジアナ州(Louisiana)
- アーカンソー州(Arkansas)
- ニューメキシコ州(New Mexico)
- ミシシッピ州(Mississippi)
販売先には、KrogerやBrookshire Grocery Companyなどの小売店が含まれ、一部の商品はプライベートブランド名でも販売されていました。
【関連記事】
米国で拡大する食中毒リスク 「サイクロスポラ」感染に注意 専門家が警戒する食品とは
USPS 祝日に伴う休業を発表―利用者は発送日の確認を
サウスベイのマッサージ店を一斉捜査 160ドルのおとり捜査で女性を摘発、背後に人身売買か
米国ではしか 感染者数が1991年以来の過去最多を記録 「麻疹根絶」の地位失う可能性も
【採用担当者向け】アメリカの日系企業がバイリンガル人材を集める方法
DMVから「再試験」の通知が届いたら? 対象者・手続き・注意点をQ&Aで解説