行って来ました! 大規模接種会場

 遂に行ってきました、新型コロナワクチン接種のため話題の大手町大規模接種会場へ。心配性の私は、前日にかかりつけのお医者さんに飲んでいる薬のリストを作ってもらい、提出のアンケート用紙を完璧に書き込み、接種券もファイルに挟み、現地の下見もした。当日は、連日マスコミで報道されているため混雑が予想されたので、予約1時前の8時半には到着。10分前に来てくださいと注意書きに記されていたので、しばし時間を潰していたものの、元来落ち着きの無い私は、40分も早く受付に行ってしまった。注意されるかと思いきや、そのまま即案内され、驚くほどスムーズに接種が完了した。なかには不慣れな高齢者の方も当然いたのだが、スタッフの方々の手際がびっくりするほど良かった。耳の不自由な方、足腰の不自由な人々にもこれまた完璧な対応だ。更に実際に接種してくれる先生方が制服の自衛官、これがカッコイイのだ!接種の後は15分の休息、その間目の前のモニターには今後のガイダンスが流れる仕組みになっていた。そう、受付開始から終わりまでアッという間。本来なら予約時間の9時半には全てが終了してしまう迅速さだった。

 

 

 この時期、長すぎるコロナ騒動に国民はイライラしている。会場で何かミスでもあればマスコミの恰好の餌食となる。この段取りの良さを実践するために、どれ程のシミュレーションをしたのだろうか。頭が下がる思いだ。私たちマスコミは批判することも仕事だが、こうして現場で頑張っている姿を伝える事こそ大切ではないかと強く感じた。

 先日小池知事が記者会見で感染者がなかなか減少しない現状に、都民にこんなお願いをした。「8時だよ!みんな帰ろう!キャンペーン」を発表した。これが気に食わないのか、マスコミもネットも批判の嵐だ。これってどうなの? 現実のデータを見ても7時過ぎの感染者数が目に見えて増加している。確かに都知事の言葉足らずはあるが、なんとしても感染者を減らしたい思いなのだろう。否定ばかりは出来ない。都の職員や担当者は本当に死に物狂いでよくやっている。盛り場の店舗を夜遅くまで回り、不正に営業するお店に行っては閉めるようにお願いしても、逆に怒られる日々が何か月も続いている。

 私は最近、特にテレビや新聞などで他人を批判ばかりしている人が悲しく見えてくる。何で毎日批判ばかりしているのか。そうか、ワクチン接種をしていないからかもしれない。だからイライラしているんだ!そう思えてきた。私も接種する前は大変な時代だからタフな4WDの車に乗り換えたいと思っていたが、今は陽気なオープンカーで美女と一緒に海岸線を走りたい!と。誰もが接種後はそんな気分になれるかもしれない。そうそう、心配していた副反応もなく、むしろ男前になった気がする!

 


■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

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