パサデナ市で狂犬病のコウモリ発見 野生動物との接触避けるよう勧告(9/12)

【パサデナ11日】パサデナ市で11日、狂犬病のコウモリが発見されたことを受け、公衆衛生局が市民に野生動物との接触を避けるよう注意を呼びかけた。

 パサデナ市のリサ・ダーデリアン広報担当によると、このコウモリはサウス・サンラファエル通りとニースデール通りの交差点付近で発見された

 パサデナ公衆衛生局のマヌエル・カルモナ局長は声明で「2025年にパサデナで狂犬病陽性と判定されたコウモリはこれが初めて」と述べ、地域住民に対し、負傷・病気・死亡したコウモリとの接触を避け、見つけたら直ちに報告するよう訴えた。

 市当局によると、市内で人間の感染例は報告されておらず、一般市民が感染するリスクは依然として低い。

 同時に、市の保健担当官代理であるパーヴィン・カウル博士は声明で、狂犬病は命に関わる病気であり、タイムリーな予防的治療が必要となると注意を喚起。リスクを減らすため、コウモリやその他の野生動物との接触は一切避けるべきと述べた。

 カウル博士は、狂犬病は感染した動物の歯による咬傷や引っかき傷を通じて感染すると述べた。コウモリと皮膚が接触した場合、直ちに石鹸と水で患部を洗浄し、医療処置を受けるよう勧告されている。

 市は発見されたコウモリの種類を特定していないが、ロサンゼルス郡公衆衛生局によれば、この地域にはメキシコオオコウモリ、カリフォルニアコウモリ、ホアリーバットなど複数の種が生息している。

 死んでいる、または瀕死のコウモリを発見した場合は、パサデナ動物愛護協会(電話:(626) 792-7151)まで連絡するよう呼びかけている。

 この法案は「秘密警察禁止法(No Secret Police Act)」とも呼ばれ、トランプ大統領の不法移民取り締まり強化策の一環として州内で移民取締りが強化されたことを受け、6月にスコット・ワイナー上院議員(民主党・サンフランシスコ選出)とジェシー・アレグイン上院議員(民主党・バークレー選出)が提出した。

 ワイナー上院議員は、この法案の目的は透明性を高め、法執行機関への信頼を強化することで公共の安全を維持することだと述べた。また、このカリフォルニア州の法案がテネシー州、ミシガン州、イリノイ州、ニューヨーク州、マサチューセッツ州、ペンシルベニア州など、全米で同様の法案の制定を促したと語った。同法案は上院本会議で賛成28票、反対11票で可決された。

 7月に放送された「フェイス・ザ・ネイション・ウィズ・マーガレット・ブレナン」の独占インタビューで、ICE(移民関税執行局)のトッド・ライオンズ代理局長はCBSニュースに対し、逮捕作戦中のマスク着用を支持する立場ではないと述べたものの、職員の安全への懸念からこれを認める方針を示した。

 ニューサム知事が署名すれば、この法案は地方および連邦の警察官、ならびに他州機関の職員にも適用される。

 なお、この法案でマスク禁止から免除されるもののリストも明記されており、それらにはSWATチームやアンダーカバー捜査の従事者、網膜兵器から身を守るためのアイウェア、N95医療用または外科用マスクなどが含まれる。

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