マリファナ農場労働者が移民取締作戦中に温室の屋根から転落して死亡 ベンチュラ郡カマリロ(7/14)

【ベンチュラ郡13日】ベンチュラ郡カマリロで10日、大麻栽培農家「グラスハウス・ファームズ」で働いていた農場労働者が、連邦の移民取り締まり作戦の際に温室の屋根から転落し、2日後に死亡した。
 死亡したのはハイメ・アラニス・ガルシアさん(57)。同地域では数週間にわたり、移民への軍国主義的な捜査、これに反対する人々の街頭抗議行動、連邦捜査官を巻き込んだ暴力的な殴り合いなどが起きており、緊張が高まっていた。

 ガルシアさんの家族によれば、ガルシアさんは10日にこの大麻栽培農場で入国管理局から逃げた際、温室の上に登って誤って30ィートから落下し、大怪我を負ったという。

 国土安全保障省によれば、ガルシアさんは追われる身にはなく、連邦捜査官が負傷したガルシアさんのためにドクターヘリを要請したという。連邦当局はその後、カマリロの現場と同じ会社が所有するカーピンテリアの別の大麻栽培農家でも取り締まりを実施し、361人の不法移民とされる人々を拘束し、また取り締まりをやめさせようとしたとされる抗議者たちも拘束したと発表した。

 この際、4人の米国市民が警官への暴行または抵抗の疑いで逮捕された。

 ガルシアさんはメキシコ中部のミチョアカン州出身。取り締まりから逃げるために温室の屋根に上った労働者は他にもおり、その中の一人が撮った動画には地上にいる連邦捜査官が映っており、労働者たちは催涙スプレーがかけられたと伝えた。

 連邦政府当局によれば、今回の捜査で逮捕された人の中には14の未成年者も含まれ、そのうちの数人には親がいなかったという。連邦当局によると、カリフォルニア州最大級のこの合法大麻農場は、特定できない児童労働違反で捜査中だった。国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は、フロリダ州タンパで12日に開かれたイベントで、子どもたちを農場から救うことは当初から計画の一部だったと記者団に語った。

 ガルシアさんの家族によるGoFundMeページでは13日の正午までに149,000ドル以上が集まり、当初の目標額50,000ドルを大きく上回った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。