1万人の赤ちゃんの誕生に携わった87歳の産婦人科医を表彰 2月の黒人月間でLA郡参事会(2/26)

【ロサンゼルス25日】ロサンゼルス郡参事会で25日、推定1万人の赤ちゃんの誕生に携わったウィルバーン・デュルソー医師が表彰された。

 デュルソー医師は59年間医療界で活躍し、現在はリンウッドにあるセント・フランシス・メディカル・センターに勤務。87歳の現役で、2月の黒人月間の一環として、献身的な取り組みに感謝が示された。

 デュルソー医師はダートマス大学で学士号を取得後、1962年にハワード大学医学部で医学の学位を取得し、1966年に産婦人科医の研修医を修了した。

 また、米海軍予備役中佐としてキャンプ・ペンデルトンと台湾の海軍病院に勤務し、産婦人科医を1年間務めた。

 デュルソー医師は、海軍に在籍中の1968年にリンウッドのセント・フランシス・メディカル・センターでの勤務を開始。同院は、支払い能力に関係なく、すべての患者に出産ケアを提供することで知られている。

 ジャニス・ハーン参事は、「デュルソー医師は私の父であるケニー・ハーンとともにマーティン・ルーサー・キング・ジュニア病院の開院を支援したのを含め、キャリアを通して多くの役割を果たしてきた」とその功績をたたえた。デュルソー医師はまた、38年間にわたりキング・ドリュー・メディカル・センターの教育スタッフも務める。

 デュルソー医師は栄誉に感謝の言葉を述べるとともに、ワッツ暴動後にマーティン・ルーサー・キング病院が建設されたことに感謝を表明。「キング牧師によって、私たちはこの地域にサービスを提供することができただけでなく、この地域で有能な医師を養成することができた。黒人の医師だけでなく、ヒスパニック系の医師もたくさんいる。いつの日か、ケニー・ハーン氏のビジョンを取り戻し、地域のニーズに応える教育病院をこの地域に再び持てるようになることが私の望み」と述べた。

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