「水道水は煮沸して使って!」火災影響、南加の水道局が勧告(1/9)

【ロサンゼルス9日】ロサンゼルスの複数カ所で発生している大規模火災の影響を受け、南カリフォルニアの水道局は被災地の住民に対し、水質が低下しているために水道水を煮沸してから使うよう勧告した

 ロサンゼルス市水道電力局は、ジップコードが「90272」とその隣接地域の住民に「沸騰水注意報」を発令した。同局によると、放水作業で最大15時間連続で水を大量に使ったことから水圧が著しく低下。水圧が低下すると水質も低下すると説明した。

 「沸騰水注意報」では、住民に対して水道水を少なくとも1分間沸騰させるよう求めており、この通告は48時間有効。

 その他、「Pasadena Water and Power」「Lincoln Avenue Water Company」「Rubio Cañon Land and Water Association」もまた、火災の影響を受けた地域の住民に対し、水道水を使用しないよう呼びかける警報を出した。各水道局は、ボトル入りの水のみを使うようアドバイスしている。飲料用はもとより、ベビー用粉ミルク、歯磨き、皿洗い、製氷、料理、ペット用飲料水などにも、警報が解除されるまではボトル水を使う。

 なお、「Crescenta Valley Water District」は、現時点では同地区の水道水は安全との報告を発表した。ただ、必要以上の水道水の使用を避け緊急時に備えるよう求めた。

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