バンデンバーグ宇宙空軍基地の上空でドローンを飛行、LA在住中国籍の男を逮捕(12/11)

【ロサンゼルス10日】サンタバーバラ郡のアメリカ宇宙軍基地「Vandenberg Space Force Base」の上空でドローンを飛ばし写真を撮った容疑で10日、ブレントウッド在住のインピアオ・ゾウ容疑者(39)が逮捕された。

 ゾウ容疑者は、輸送を提供しない航空機の登録不備と国防空域違反で起訴された。

 米司法省によると、ゾウ容疑者は10日、サンフランシスコ国際空港で中国行きの飛行機に乗る準備をしているところを逮捕された。11日に出廷する予定。

 12月8日に提出された宣誓供述書によると、11月30日、同基地のドローン検知システムが基地上空を飛行するドローンに警告を発した。このドローンは地上約1マイルの上空を1時間近く飛行していたという。

 捜査当局はその後、ゾウ容疑者のドローンで撮影された基地の写真を複数枚確認。また、ゾウ容疑者は約1ヶ月前にグーグルで『バンデンバーグ宇宙空軍基地ドローン規則』と検索し、ドローンをハッキングして他の方法よりも高く飛ばせる方法について別の人物とメッセージでやり取りしていたという。 

 当局によると、ゾウ容疑者は合法的な米国居住者で中国籍。直近では2024年2月に中国から米国に帰国している。また、今回の事件発覚時にゾウ容疑者と一緒にいた人物が報告されており、この人物は11月26日に中国から到着したという。

 ゾウ容疑者は、有罪となれば最高で連邦刑務所での4年の禁固刑が科される。現在、FBIが捜査に協力している。

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