依存対策に効果あり ネバダ州の学区でスマホ遮断ポーチ使用(10/2)

【ネバダ州1日】ネバダ州クラーク郡教育学区(CCSD)は全米5番目の大規模学区で知られており、郡内のおよそ360校もの公立学校をまとめて管轄している。

「授業中に気が散る」「緊急時は必要」など、子どもの学校へのスマートフォンの持ち込み可否は各地で議論が沸騰しているところだが、CCSDは今年3月22日に電波遮断ポーチの義務化を発表した。このポーチに入れている間だけスマートフォンが使えなくなるというもの。声明によると、6年生から12年生(11歳〜18歳)は、授業中にそのポーチを使用しなければならないという。これにより、教室での生徒の注意力散漫防止につながり、生産的な学習環境を実現して授業に集中できるようにするのが狙い。

 導入して5ヶ月が経過したが、教師たちは生徒の集中力が大きく向上している実感を得ている模様。ポーチは単なる袋で、ロックはないが、生徒たちは理解を示して素直に従っているという。

このポーチの導入は、深刻化する生徒のスマホ依存の対策として全米で注目されており、近年マサチューセッツ州やニュージャージー州を含む全米の学区で増加傾向にあるという。

 

ネバダ州クラーク郡教育学区(CCSD)は全米5番目の大規模学区で知られており、郡内のおよそ360校もの公立学校をまとめて管轄している。

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※画像:https://ccsd.net/district/backtoschool/signal-blocking.html

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