私立大学でのレガシー入学と寄付者優遇を禁止 加州で新法、報告書提出を義務化(9/30)

【ロサンゼルス30日】カリフォルニア州のニューサム知事は30日、州内の私立大学への入学手続きで、卒業生の子どもを優遇する「レガシー入学」や寄付提供者の子どもを優先して合格させる入学審査のシステムを禁じる法案「Bill 1780」に署名した。

 この法案は、フィル・ティン下院議員(民主、サンフランシスコ選出)が提出したもので、昨年夏に連邦最高裁判所が大学入試における人種差別を制限する判決を下したことを受けて、議会で可決された。

 「Bill 1780」は、カリフォルニア州の私立大学において、入学者決定が実力のみに基づくことを保証し、入学者決定過程における偏見を減らすことを目的としている。同州の公立大学では1998年以降、入試プロセスにおいてそのような考慮をすることを禁止している。

 新法の一環として、カリフォルニア州の私立大学は今後、その遵守状況を開示する年次報告書を提出しなければならなくなるという。

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