米国成人の肥満率が約40%、毎年増加から安定へ移行 CDC最新データ(9/25)

【ロサンゼルス25日】米疾病対策センター(CDC)の最新データから、米国の成人の約40%が肥満であることが明らかになり、同時に、2011年以降は毎年増加していた成人の肥満率が安定し、増加の連鎖が断ち切られたことが示唆された。

 データでは、CDCの国立保健統計センターが、数十年にわたる全国的な国民健康・栄養調査を通じて収集したデータを分析した。

 2000年の調査では、成人の約30%が肥満であると推定された。2020までに、CDCが推定した成人の肥満率は41.9%に上昇。現在は2021年から2023年までの調査データをもとに、成人の40.3%が肥満であると推定している。

 ただ、報告書では、成人の肥満率は依然として「Healthy People 2030」の目標である36.0%を上回っている。肥満率は40歳から59歳の成人が46.4%と最も高く、20歳から39歳では最も低い35.5%だった。

 同時に、CDCの調査によると、重度の肥満率は増加し続けており、BMI40以上の成人の有病率は7.7%から9.4%に増加した。このような高度の肥満の場合、心臓病や糖尿病のような体重増加に関連する病気のリスクが最も高くなると、国立衛生研究所は警告している。

 

 

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