ダース・ベイダーの声を演じたジェームズ・アール・ジョーンズ氏が93歳で死去(9/9)

【ロサンゼルス9日】『スター・ウォーズ』シリーズの悪役ダース・ベイダー役で世界的に知られる、舞台・映画俳優のジェームズ・アール・ジョーンズ氏が9日、ニューヨークの自宅で死去した。93歳だった。

 『グレート・ホワイト・ホープ』と『フェンス』でトニー賞を受賞。シェイクスピア、ユージン・オニール、テネシー・ウィリアムズ、ジャン・ジュネ、アントン・チェーホフ、オーガスト・ウィルソン、アソール・フガード、アルフレッド・ウーリらの作品への出演や、映画『フィールド・オブ・ドリームス』などで高い評価を受けた。

 俳優をへて、さらにその「声」で有名になり、CMの宣伝マン、CNNのアナウンサー、ディズニーのアニメ『ライオン・キング』の父親、シスの暗黒卿などで活躍した。

 幼少時に、言葉に詰まり滑らかに話せない「吃音(きつおん)」に悩まされ、それが生涯続いたというジョーンズ氏だが、吃音克服への道は、ブロードウェイとハリウッドでの200近い映画・テレビ出演という偉大なキャリアにつながる。

 また、スタンリー・キューブリック、フランコ・ゼフィレッリ、ジョージ・ルーカス、ジョン・セイルズ、ジェームズ・アイヴォリーなどの監督と仕事をし、話し言葉のレコーディングでグラミー賞を受賞したほか、ルイス・キャロル、『セサミストリート』、欽定訳聖書、『ザ・シンプソンズ』など様々な作品のレコーディングに声を提供した。

 

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