【ロサンゼルス16日】ロサンゼルス・クリッパーズの本拠地となるイングルウッドの「Intuit Dome」が、15日にオープンした。
ブルーノ・マーズをフィーチャーした「Intuit Dome」のオープニング・ナイトが開催されたが、入場時に必要なアプリが完全にダウンするハプニングが起き、コンサート参加者の会場入りが遅れるなどの技術的な問題に直面した。
20億ドルをかけ新設された「Intuit Dome」は、チケットレス入場などのハイテク技術がオープン前から話題を集めていた。
アリーナで開催されるイベントに参加する人は、Intuit Domeアプリをダウンロードし、アカウントを作成して入場する。アカウントを作成すると、チケットを提示せずに直接アリーナに入場できる「Game Face ID」を設定したり、スマートフォンのチケットをスキャンして入場する「Identity Pass」を利用したりすることができる。
15日夜は、アリーナの顔認証システムが機能しない問題が起き、このためにコンサートの開始時間が2時間遅れの午後10時前になった。コンサートは2夜連続で16日の午後8時からも開催される。
「Intuit Dome」は、「SoFiスタジアム」と「キア・フォーラム」の南、センチュリー・ブルバードとプレーリー・アヴェニューの角近くで2021年9月に着工。ロサンゼルス・クリッパーズの本拠地でもあり、2026年のNBAオールスターゲームの会場にも選ばれている。