37年前に新生児の遺体を遺棄した疑いで母親を逮捕 加州版「赤ちゃんポスト」の取組みも(8/9)

【リバーサイド8日】リバーサイド警察は今週、37年前に新生児の遺体をリバーサイドのゴミ箱に捨てた疑いでメリッサ・ジーン・アレン・アビラ(55)を逮捕した。

未解決のコールドケースとされてきたこの事件だったが、2020年にリバーサイド警察に新設された特殊ユニットが捜査を再開させ、事件現場から採取されたDNAサンプルを用いた調査で、当時19歳だった新生児の母親アビラ容疑者の逮捕につなげた。逮捕には、リバーサイド郡のコールドケース捜査チームと非営利団体「Season of Justice」が協力した。

容疑確定時、アビラ容疑者はノースカロライナ州シェルビー在住で、リバーサイド警察は、連邦保安官と協力してアビラ容疑者を拘束した。

カリフォルニア州では2001年、新生児を安全に保護するプログラム「Safe Arms for Newborns」を導入する法案が可決。このプログラムにより、親または法定後見人は、起訴される心配なしに、病院の救急処置室や消防署で新生児を内密に引き渡すことができるようになった。この際、新生児は生後3日以内でなければならず、虐待やネグレクトを受けていないのが条件。

最寄りの新生児の引き渡し場所は、電話1(877) 222-9723、または社会福祉省のウェブサイトで紹介されている。親が育てられない乳幼児を著名で預かる日本の「赤ちゃんポスト」と同様の取組で、青色の赤ちゃんの標識が目印になっている。

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