【日本9日】日本郵便は2024年6月20日、総務大臣から国際郵便約款の変更の認可を受け、国際郵便における特別郵袋印刷物および受け取り通知のサービスを終了することを発表した。
今回終了するサービスは以下の通り。
▶︎特別郵袋印刷物
大量の印刷物を同一差出人から同一受取人宛に送る際に、合計で30キロまで(一部の国については20キロまで)を専用の郵袋に入れ、ひとまとめにして発送できるサービス。
▶︎受け取り通知
書留とする通常郵便物、保険付きとする書状および小包郵便物を発想に際に利用できる特殊取り扱い。専用の受け取り通知用紙に受領の署名を受けたあと、差出人へ返送することで、郵便物の配達を確認できるサービス。
これらのサービス終了日は2024年12月31日と発表されている。
このサービスは海外に住む日本人に重宝されているサービスのひとつであった。本など印刷物を最大30キロ船便で海外に安く送ることのできるサービスとして認知されており、これが終了することは残念でならない。
日本郵便は、特別郵袋印刷物の取り扱い量が減少しており、今後もさらなる減少が見込まれるとともに、通常の印刷物または国際小包により代替可能であることから、取り扱いの取り止めを決定したという。受け取り通知についても、現在はバーコードを使った追跡により郵便物の配達状況の確認が可能であることから、受け取り通知の取り扱いを廃止するに至ったという。
今回、そのために必要な国際郵便約款の改定を実施。総務省は、日本郵便から申請があった郵便法(昭和22年法律第165号)第68条第1項の規定による郵便約款の変更を認可した。