【ロサンゼルス19日】今夏パサデナ高校を卒業し、救急救命士と消防士になることを目指しパサデナ・シティ・カレッジに通う予定だったアメリカ・サルメロンさん(17)が今月9日、ラスベガス近郊の砂漠地帯で九死に一生を得る火災事故にあった。
サルメロンさんは、消防士になるためにパサデナ消防署の18カ月のプログラムに参加しており、Verdugo Fire Academyのスポンサー候補生になるための面接を受けていた。事故では、砂漠でサルメロンさんが乗っていたデューンバギーがクラッシュし、炎上。サルメロンさんは全身の約半分に第2度、第3度の深刻なやけどを負い、現在はラスベガスの病院に入院している。
全身を包帯でぐるぐる巻きにされ、会話能力は大きく損なわれる中、サルメロンさんは、炎上した車からはい出た体験を語った。病床から、「このたび事故にあい負傷したのは、自分がどれだけ真剣に消防士を目指したいのかを問う神からの試練」と話した。パサデナ消防署もサルメロンさんのサポートを表明。医療費などをカバーするために立ち上げられたGoFundMeには19日、4万ドル以上の支援が集まっている。
※画像:America Salmeron, 17, was in a dune buggy accident outside Las Vegas over the weekend, according to a GoFundMe page.(GoFundMe)