【ロサンゼルス28日】汚職容疑で3月に有罪判決を受けた元ロサンゼルス郡参事官と市議のマーク・リドリー・トーマス被告(68)に28日、3年6カ月の禁固刑が言い渡された。判決を下したデイル・S・フィッシャー連邦地裁判事はまた、リドリー・トーマス被告に罰金3万ドルの支払いも命じた。
リドリー・トーマス被告は、ロサンゼルス郡参事だった2018年、息子のセバスチャンへのUSC入学と授業料全額免除の奨学金、有給の教授職斡旋などの見返りにUSC社会福祉学部への郡の契約を誘導した。この件で共謀したとされるUSC社会福祉学部のマリリン・フリン元学部長(84)も起訴され、フリン被告はリドリー・トーマス被告への賄賂を認め、7月に3年間の保護観察処分と15万ドルの罰金支払いを命じられた。
今年3月には、リドリー・トーマス被告が郡参事を務めていた時に起きた陰謀、贈収賄、郵便詐欺の各1件、および電信詐欺の4件で同被告は有罪判決を受けた。
検察側は懲役6年、監視付き釈放3年、罰金3万ドルを求刑していたという。