【ロサンゼルス17日】木曜日にトロピカル・ストームから昇格したハリケーン・ヒラリーが、メキシコ太平洋沖で猛威を振るっている。
ナショナル・ハリケーン・センターは、ヒラリーはトロピカル・ストームかカテゴリー1のハリケーンとして日曜日から月曜日にかけて南カリフォルニアを直撃すると予測している。
現在、国立気象局は、サンディエゴ、オレンジ郡、ロサンゼルス、ベンチュラ郡、サンタバーバラ郡を含む南カリフォルニア沿岸部での降雨量を1〜4インチと予測している。
内陸の砂漠地帯では4〜10インチ以上の降雨が予想されている。
特にボレゴ・スプリングスとコーチェラ・バレーは、この嵐の甚大な被害を受けるだろうとみられている。
国立気象局によると、南カリフォルニア全域とアリゾナ州、ネバダ州の地域で鉄砲水が発生する可能性がある。
熱帯低気圧やハリケーンが南カリフォルニアを襲うのは、太平洋の海水温度が低いため極めてまれである。
ヒラリーがハリケーンとして南カリフォルニアに到達すれば、1858年以来この地域を襲う初めてのハリケーンとなる。