君は藤澤五月選手の肉体美を見たか!

 2018年平昌オリンピック銅メダリスト、2022年北京オリンピック銀メダリストの日本女子カーリング界のスーパースター、ロコ・ソラーレ所属の名スキップ藤澤五月選手が、7月22日に茨城県水戸市で開催されたボディメイクコンテスト「MOLA CUP」に登場し、日本中が大仰天となった!

 藤澤選手と言えば、世界の強豪と対戦する試合で見せる真剣な表情と、もぐもぐタイムの愛らしい笑顔が印象的で、オリンピックでは日本中が魅了された。若かりし頃の竹下景子を彷彿させるお嬢様的雰囲気が、お父さん世代にも大人気となった。

 そんな藤澤選手がまさかのバキバキボディーに大変身して登場したのだ!仮面ライダーだってここまでの大変身は出来ない!私なんか、その雄姿を見た時、椅子から3回転げ落ちた。「これがあの藤澤選手なのか?コラージュ写真じゃないの?」と最初は信じられなかった程。この衝撃度、今年一番です! これに匹敵するビックリ度を芸能界で考えてみると、吉永小百合が大食い選手権に登場するくらいの衝撃的大ニュースだ。日本の女子スポーツ界を見回してもこんな痛快な出来事はかつてなかった。海外の女子アスリートがセクシー水着姿になる事は時々見かけるが、それとは次元が違う完成度の肉体美だ。

 藤澤選手、以前からカラダを鍛える事に興味があったと聞く。カーリングのオフシーズン2月から肉体改造をスタートし、僅か半年でここまで作り上げるとは、さすが一流アスリート。気合も肉体も違う。そしてコンテスト会場での堂々としたポージング、カッコ良すぎます。そこに恥じらいは全くない。セクシーを売り物にしていない。水泳選手がプールサイドを凛として歩く姿と似ている。彼女自身、試合をしている感覚なのでは。結果はビキニクラス3位、オープンクラス2位とボディメイク大会初出場でいきなり表彰台に立つ快挙。コンテスト終了後「勝負事なので優勝したかった。」と負けず嫌いな性格で答えていた。

 更にビックリするのは、翌日からのマスコミの大騒動を本人が全く知らないことだ。なんでも、自宅にはテレビや新聞など世間の情報網を得るすべが無いらしい。ネット情報も意識的に入れないようにしているのでは。私思うのですが、短期間で肉体美を作りあげたのは、カーリングに必要なストーンを40メートル先にあるハウスに置く集中力を高めるためではないか。そうなんです、藤澤五月選手は年がら年中アスリートなのだ!

 結果、今、恋はしていないと推測しました・・・。それって少しもったいない。「余計なお世話よ。」と怒られそうなのでここまでに。それにしても更に人気出そうだな!

 

 

 

■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

 

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