【ハリウッド13日】映画「Everything Everywhere All At Once」が、アカデミー賞授賞式で次々と授賞し感動的な瞬間を作り出し、ハリウッドのアジア人とアジア系アメリカ人にとって感動的な一夜となった。
助演男優賞のトロフィーを受け取るために階段を駆け上がったキー・フイ・クアンは、涙を流しながら自身の人生について語った。
ベトナム系出身の彼は、「私の旅は船上から始まった。難民キャンプで1年過ごしました。どうにかこうにか、このハリウッドの大舞台にたどり着きました。このような話は映画の中だけのことだと言われていますが、自分の身に起こっていることが信じられません。これこそアメリカンドリームだ」と涙ながらに語った。
そして、主演のミシェル・ヨーは、アジア人初の最優秀女優賞を受賞し、遅咲きの花が咲いたことを誇らしげに、そして夢を持ち続けることの大切さを語った。