【ロサンゼルス１日】ブラック・ミュージックのゴッドファーザーとして知られるクラレンス・アヴァント氏（90）の妻で、社会活動などで幅広く貢献していたジャクリーン氏（81）が１日午前２時過ぎ、ビバリーヒルズの自宅で押し入った強盗に発砲され死亡する事件が起きた。
通報を受けて警察が駆けつけた際、強盗は逃走した後だった。クラレンス氏にけがはなかった。
ジャクリーン氏は、「Neighbors of Watts」やチャイルドケア・サポート団体の代表、UCLA留学生センターの理事などを務め、慈善家としても広く社会に貢献した。
悲報を受けて、アヴァン夫妻と親交が深い、ビル・クリントン元大統領やメディア王のタイラー・ペリー、元レーカーズのマジック・ジョンソン氏ら、各界の著名人らが追悼の意を表明した。
ロサンゼルス地域では、高価なアクセサリーなどをつけた人のあとをつけて犯行に及ぶ窃盗の手口「follow-home robberies」が増加傾向で、著名人が狙われたケースも報告されていることから、今回の事件でこの手口が使われた可能性があるかも含め、警察が捜査を行っている。