【ロサンゼルス19日】カリフォルニア州当局は、州内の公立学校に通う全620万人の生徒らに、一家の所得額に関係なく、秋学期から、校内で無料のランチを提供する国内最大のフリー・ミール事業を実施する。
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国内では現在、ニューヨーク、ボストン、シカゴを含む都市がすでに学校での全生徒への無料食事提供事業を行っているが、州規模での実施はカリフォルニア州が初となる。これまで、州規模での実施は予算がかかり過ぎて実現不可能とみなされてきた。カリフォルニア州に続いて、メイン州も同様の事業実施を計画している。
全生徒への無料食事提供事業は、「School Meals for All」の名の下で活動する200以上の団体と、カリフォルニア州予算からの資金調達を働きかけた政治家らが協力して実現した。2620億ドルの州予算から、秋学期へ5400万ドルが充てられ、バイデン政権からの補助資金も受ける。
連邦のルールでは、4人家族の場合、年間所得が3万4,000ドル以下でフリー・ミールの資格を得、4万8000ドル以下で割引ミールの対象になる。この所得レベルは連邦の貧困基準により毎年変化するが、生活費と税金の高いカリフォルニア州では、貧困層でもフリー・ミールの対象にならない家庭が多い現状がある。
また、カリフォルニア州内の公立校生徒の約60%はフリー・ミールの資格があるが、専門家は、実際はもっと多くの生徒が援助を必要としているとみる。例えば、親が不法移民の家庭では、強制送還などを恐れてフリー・ミール事業への申し込みをしないケースもあるという。現に、移民政策が厳格化されたトランプ政権下では、フリー・ミール事業に申し込む家庭の数が減少した。
コロナパンデミックの間には、学校側に無料ミールを提供するための連邦資金が充てられたため、申込書などは必要なく、すべての生徒らに食事が無料で提供された。予想を上回る生徒らがこの無料ミール制度を利用し、実際の需要の大きさが確認された。例えば、カリフォルニア州内最大の生徒数60万人を有するロサンゼルス統一学校区では、パンデミック中、毎日40万食分が配布された。
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