LA郡、一日のコロナ感染者数506人で4月中ば以来最多(7/2)

【ロサンゼルス1日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は1日、一日の新型コロナ感染者数が506人で、これは4月中ば以来最多の数で、6月中ばの一日平均の倍以上であることを報告し、注意を呼び掛けた。

 カリフォルニア州でコロナ規制が解除された6月15日以降、感染力の強いデルタ変異株の感染が拡大していることもあり、郡内の感染者数が増加傾向にある。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局はまた、郡内の1日の新型コロナ陽性率は1.2%で、先週金曜日の0.8%を上回ったことも報告。1日の時点で、280人が新型コロナで入院しており、そのうち74人が集中治療室に入っている。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長によると、このところの新型コロナの感染者数と入院患者数の増加は、アフリカ系コミュニティーで特に顕著で、アフリカ系コミュニティーのワクチン接種率の低さが影響しているとされる。一方で、感染者数と入院患者数が増加しているものの、死者数は増えていないとも言及。1日のコロナ死者数は6人で、郡内のこれまでのコロナ死者総数は2万2,489人となった。

 1日に発表されたデータではまた、郡内でワクチン接種を完了した約450万人のうち、2,190人が新型コロナに感染したことが報告された。データから、ワクチン接種完了者のコロナ感染率は0.048%。これら感染者の中の192人が入院し、20人が死亡した。

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