「脳を食べるアメーバ」検出 人気温泉地イエローストーンなど複数地点で確認(5/12)

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【サンディエゴ12日】サンディエゴのFOX5の報道によると、米国の有名な国立公園や温泉地で、致死性のある微生物「“脳を食べるアメーバ”」が検出されたことが研究で明らかになった。

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問題のアメーバはNaegleria fowleriと呼ばれる単細胞生物で、温かい淡水環境に生息し、鼻から体内に侵入することで極めてまれながら致死的な脳感染症を引き起こすことで知られている。

研究は米国地質調査所(USGS)などのチームによって行われ、2016年から2024年にかけて西部の複数の国立公園・温泉地で採取された水185サンプルを分析した。その結果、およそ3分の1にあたるサンプルからアメーバが検出されたという。

検出地点には、Yellowstone National Parkを含む複数の人気観光地が含まれており、Grand Teton National Parkやレイク・ミード国立保養地などでも確認されたとされる。

特に問題となっているのは、地熱活動の影響で水温が高く保たれる温泉や河川などの環境で、研究者はこうした場所でアメーバが生存・増殖しやすい可能性を指摘している。

感染は非常にまれとされる一方で、発症した場合の致死率は極めて高く、専門家は「鼻から水を吸い込まないこと」や「温かい停滞水への注意」など基本的な予防策を呼びかけている。

今回の研究結果は、気温上昇の影響でこうした微生物の生息域が拡大している可能性も示唆しており、観光地での監視強化や注意喚起の必要性が高まっているとされる。

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