セザール・チャベス性的虐待疑惑受け、LA学校区が学校名変更 祝日名も改称(3/24)

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【ロサンゼルス24日】労働運動家や公民権活動家として名声を成したセザール・チャベス氏(1927年~1993年)の性的虐待疑惑が公になったことを受け、ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)の教育委員会は24日朝、チャベス氏にちなんで名付けられた学校の名称の変更を求める決議を全会一致で可決した。

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 同教育委員会はまた、州の公式祝日である3月31日の「セザール・チャベス・デー」の名称を「農業労働者の日(Farm Workers Day)」に改称することも決めた。教育委員会は、祝日の名称変更により、農業労働者たちの集団的な貢献と地域社会への影響を称えると同時に、被害者を支援し、あらゆる形態の虐待を非難することになると述べた。
 決議案の下、学校名の変更が可決されたのは、サンファナンドの「セザール・チャベス・ラーニング・アカデミー」およびエル・セレノの「セザール・チャベス小学校」。

 この決議案は、ニューヨーク・タイムズ紙の調査記事により、チャベス氏が女性や少女に対して強姦や虐待を行ったという疑惑が明らかになったことを受けて提出された。この調査には、子供だった1970年代にチャベス氏から性的虐待を受けたと主張する2人の女性の証言が含まれていた。チャベス氏と共に労働組合を共同設立し、後に全米農場労働者組合(UFW)と合併したドロレス・ウエルタ氏(95)も、1960年代にチャベス氏からレイプされ、その結果2度の妊娠に至ったと主張している。
 ニューヨーク・タイムズ紙の調査記事に対し、チャベス氏の家族はこれらの疑惑を「深く痛ましい」と述べた。また、生存者たちに平和と癒やしを願い、自らの体験を公表した勇気を称賛した。
 ロサンゼルス郡参事会も今後、「セザール・チャベス・デー」の名称変更を求める動議を検討する見通し。調査記事が公表された翌日、ロサンゼルスのカレン・バス市長は、3月の最終月曜日を市内の「農業労働者の日」と定める宣言に署名した。

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