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鈴木智
Tomo Suzuki
DearBrand CEO 音楽プロデューサー/ディレクター
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「もともとはラッパーとしてステージに立つ側でした。しかし、自分は〝ビジョンを音楽に具現化すること〟が得意だと気づいてからは、制作の世界に身を置いています。できないことよりも得意なことを伸ばすことに集中してきた結果、各分野のスペシャリストが抱える不足を見抜き、それを他者または自分が補うというチーム制作が自然と増えていきました」
音楽プロデューサー・ディレクターとして活躍中の鈴木智(すずき・とも)さんはこう語る。その積み重ねが、一人では届かない大きな仕事を実現する力につながっているのだろう。音楽の才能がひしめき合うロサンゼルスで、彼はいかにキャリアを築いてきたのか。その軌跡を辿る。
1976年、埼玉県浦和市生まれ。音楽の原点は小学3年生から始めたブラスバンド部だった。小学校にブラバンがあるのは珍しく、熱心な音楽教師のもとで毎日練習に励んだ。最初はドラム、途中からトランペットを担当。入学式や体育祭、卒業式など行事のたびに仲間と演奏を重ねた。小学校高学年から中学にかけてはブルーハーツやユニコーン、そしてC+C Music Factoryなどを聴き、次第にヒップホップに傾倒していった。リズムが身体に刻み込まれた時代だった。
20代はラッパーとして「目立ちたい、音楽を盛り上げたい」一心で、ライブ活動に打ち込んだ。仲間と3人でグループを組み、日々デニーズに集まり曲を書いた。イドレコーズからデビューしたが、アルバイトを辞めることはなかった。そのうち「黒人の前で日本語のラップを歌ってみたい」と思い立ち、2005年に渡米。憧れのラッパーを追って全米を巡り、ライブに参加した経験は大きな財産になった。そのとき言われた「小さな世界だけを見ず、高い視点から物事を見ればうまくいく」という言葉は今も胸に残っている。
現在は音楽制作会社DearBrandを設立し、ゲーム音楽、グローバルブランドのキャンペーン、シンクライセンス、アーティスト開発など幅広い分野で活躍している。音楽はアーティストが表現する場だと思われがちだが、日常やイベントのあらゆる場面に存在する。DearBrandはその一つひとつに寄り添う存在だ。2024年には人気ゲーム『Fortnite』の音楽を担当し、日本の〝鬼〟をテーマにした楽曲を作った。「日本人のアイデンティティを発信できたのは大きな経験でした。今後はアーティストへの楽曲提供にも力を入れていきたいです」


(10/17/2025)
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