【ロサンゼルス12日】電気自動車に貼られたクリーンエア・デカールを利用して、フリーウェイのカープールレーンを走行する制度が、2025年9月30日に終了する。デカールは、単独乗車の電気自動車がカープールレーン(相乗り用)を利用できるようにするものであったが、9月30日にこの特典が無効となる。
カリフォルニア州のEVドライバーは州法により、相乗りレーンでの単独運転を控えるための2ヶ月間の猶予期間が与えられる。
州法では10月1日から60日間の移行期間が設けられており、その期間中は有効なクリーンエア・デカールを所持するドライバーは、相乗りレーンでの単独運転で違反切符を切られることはない。移行期間後は、相乗りレーンでの単独運転は違反切符の対象となる可能性がある。
DMVは8月29日をもって、新規デカール申請の受付を停止している。
カリフォルニア州における一人乗りクリーンエア車のHOVレーン(低公害車専用レーン)の通行は1999年に初めて認可され、最後に再認可されたのは2017年だった。DMVは2019年1月1日より、現行プログラムに基づくクリーンエア車用デカールの発行を開始しており、これまでに100万枚以上のデカールが発行されている。
