洞察力と観察力の違い分かりますか。最近の日本人は観察力が物凄くあると私思うんですよね。先日国会での蓮舫議員のヒステリーなまでの剣幕で菅総理を追及する姿をテレビ中継で見た人たちが「あそこまで追い込めることはない!失礼じゃないか!」と逆に批判したり、オリンピック組織委員森会長の女性蔑視発言に「絶対に許せない、早く辞任してください」などと、テレビを見た印象だけで判断してしまう力。これって観察力なんです!草花の成長を見守る、これも観察力!
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では洞察力とは何か。蓮舫議員は政治家としては頑張っているのに何故人々の心に彼女の言葉は入ってこないのか。彼女に「引き算力」が足りないんです!カラオケで歌が上手いからといって一人で歌い続けて周りがドン引きするのに似ている。あんな言葉使いでは国民はついて行きません。時には引く勇気が大切なのです。
また、物事の本質を考える洞察的な目線で小池都知事を見ると、いつも小池さんの記者会見は完璧です。特にコロナ問題での仕切りは完璧。でも何か物足りない。何か心を開いてない気がする。ここで洞察すると見えてきます。実は「油断力」が欠けているのではないか。私達は彼女が隙を見せた姿を見たことがありません。コメントも髪型もファッションも隙が無い。突っ込みどころがないのです。親しみを込めてあだ名をつけたら物凄く怒られそう。都民に身を委ねる余裕がないのではないか。小池知事カメラの前であくびくらいしないと!髪の毛に寝ぐせの跡があってもいいじゃないですか!知事「油断力」必要ですよ。
菅総理の最近の評判は「国会答弁でいつも原稿ばかり読んでいる」「声が小さい!」「最近の元気ないんじゃない?」「官房長官の時は良かったのに」など。世間はこれまたテレビや新聞の記事をそのまま知識として入れてしまう。これが人々の観察力になっていく。では洞察すると、確かに官房長官時代は「ひょうひょう力」が立場上必要だったが、菅総理大臣に必要なのは「怒り力」ではないか!蓮舫議員とのバトルの時、あまりにも失礼な発言に菅さんは色をなして「いくらなんでも失礼ではないか」と。その言葉に国民は支持した。さらに息子の役人接待問題でも「息子も40を過ぎている、大人としての人格がある。細かい事まで把握できない!」と突っ張った。そう怒ったのです!これでいいのだ。「怒り力」が芽生えたのです!
日々起きる出来事を漠然と見たり聞いたりするのではなく、もの事の本質は何かを考えたい。出来事を批判的に捉えるのではなく、どうすれば世の中が良くなり楽しくなるのかを考えていないと人生が無駄になる。コロナ禍時代、誰しもがネガティブな思考になりがちだが、ここは格好よくいないとね!
追伸。最近好きなテレビ番組があります。日本テレビの「有吉の壁」です。最高にバカで面白いです!
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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