ウィルミントンでトンネル崩壊事故、建設作業員31人が一時閉じ込められるが全員救出(7/10)

【ロサンゼルス9日】ロサンゼルス・ウィルミントンの工事現場で8日、トンネルが崩落し建設作業員31人が地下に閉じ込められる事故が起きたが、およそ1時間後に全員が無事に救出された。

 救出作業にあたった消防当局によると、トンネルに閉じ込められた31人の建設作業員のうち、目に見えるけがを負った者はいなかった。 建設作業員たちはおよそ1215フィートの土の山を乗り越えて脱出したという。

 事故現場はサウス・フィゲロア・ストリートの1700ブロック。ロサンゼルス郡衛生地区の「クリアウォータープロジェクト」の一環として作られている、63,050万ドルをかけた「ロサンゼルス・エフルエント・アウトフォール・トンネル」の工事現場で起きた。消防士によると、崩落はトンネルの唯一のアクセスポイントから6マイルも離れた場所で発生した。

 この工事の元請けである「フラットアイロン・ドラガドス社」のウェブサイトの情報では、このトンネルの長さは7マイル、幅は約18フィート、地下450フィート。同社は、この新しいプロジェクトによって、1937年と1958年に建設された老朽化した廃水管理トンネルを修復することが可能になると書いている。

 郡当局によると、2027年までにプロジェクトを完了させ、20281月までに新しいトンネルを開通させることを目指している

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