サウスウエスト航空が預け入れ手荷物の無料サービスを廃止 1個目35ドル、2個目は45ドル課す(5/27)

【ロサンゼルス27日】サウスウエスト航空が長年提供してきた、預け入れ手荷物の無料サービスが28日で廃止される。

 同航空会社は今年3月にこの変更について発表。27日の発表によると、今後は1個目の受託手荷物に35ドル、2個目の受託手荷物に45ドルが課されることになる。手荷物には重量とサイズの制限が適用される。

 サウスウエスト航空は、乗客が2個までの手荷物を無料で預けられるというポリシーを中心に、何年にもわたり広告キャンペーンを展開し、ライバル航空会社との差別化をはかってきた。新しいポリシーでは、「ラピッド・リワード・ロイヤリティ・プログラム」の上級会員に達していない人、ビジネスクラスの航空券を購入していない人、あるいは航空会社のクレジットカードを持っていない人は、預け入れ手荷物の料金を支払わなければならない。

 さらに、新しいポリシーの下、リチウムイオンバッテリー火災の増加に対する懸念から、乗客に携帯充電器を使用中は目につくところに置いておくよう求める。また、50年以上適用されてきたオープン・ボーディング・システムを廃止し、来年から座席指定のフライトをスタートさせる予定。

 サウスウエスト航空は9月に、預け入れ手荷物料金を徴収することで年間約15億ドルの利益をもたらすが、これまでに手荷物許容量の寛大さゆえにサウスウエスト航空を選んでいた顧客が今後は他の航空会社に流れるとの見通しがあり、このための損失が18億ドル出ると見積もった。

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