【ロサンゼルス21日】ハワイからロサンゼルスに向かっていたユナイテッド航空機1169便が20日、機内のトイレで警備上危険と思われる事項が見つかったために、ハワイへ引き返していたことが分かった。
この機体はハワイ標準時の午後9時40分頃、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港を出発したが、FlightAwareのフライトトラッキングデータによると、離陸から約1時間半後にホノルル空港に引き返した。
航空会社の広報担当者によると、乗客約339人と乗員10人を乗せたこのボーイング777型機は、ハワイ空港に着陸した後、警察による捜索が行われた。広報担当者は現時点で、機内で発見されたものやその詳細については明言を避けている。
この機体に乗っていた旅行者によると、飛行機がハワイに戻った後、滑走路で約4時間待ち、警察と犬が乗客一人一人をチェックしたという。「ハワイ・ニュース・ナウ」に体験を語った乗客のコウヘイ・マッセイさんは、「飛行機を降りた後、空港のセキュリティ・マネージャーを通して、誰かがバスルームの鏡に飛行機に爆弾が仕掛けられていると書いたことを知った」と話した。
ユナイテッド航空の広報担当者によると、この機体の乗客の多くが21日の夜遅くに出発するロサンゼルス行きの別の便を予約し直したという。