「In-N-Out」がストロベリーシェイクとピンクレモネードから着色料「赤色3号」を除去へ(5/15)

【ロサンゼルス14日】人気ハンバーガーチェーン「In-N-Out」の広報担当者は14日、ストロベリー・シェイクと特製ピンク・レモネードのレシピを変更し、着色料「赤色3号」を除去すると、タイムズ紙の取材で語った。

 「赤色3号」は、食品や飲料に鮮やかな赤色を与えるために使用される合成添加物。

 また、ケチャップについても、高フルクトース・コーンシロップを除去し、サトウキビ糖に置き換える方向で調整中だと述べた。

 今回のレシピ変更は、米食品医薬品局(FDA)が4月に発表した、「赤色3号」をより迅速に除去するよう各社に要請したことを受けたもの。同局は今年初め、一部の動物実験でガンが引き起こされたことが判明したため、6種類の合成色素の使用を2026年末までに除去するよう求めた

 FDAは、この染料がラットにガンを引き起こす生物学的プロセスは人間には起こらないため、この染料が人間にとって有害になるとは考えていないと述べている。FDAはまた、人間が摂取する「赤色3号」は、ラットを使った2つの研究でガンを引き起こすと示されたものよりはるかに低いレベルだと述べている。

 FDAは以前は、食品メーカーに対し、2027年までに製品から「赤色3号」を除去するよう求めていた。

 「In-N-Out」が、「赤色3号」の代わりに今後どのような成分を使用するかは不明。ファンの多くはこの発表に支持を示しており、ソーシャルメディアの書き込みには、メニューを改善するための独自の提案をする人もいた。

 FDAの発表に伴い、他のファーストフード店も近いうちにメニューのレシピ変更を余儀なくされるかもしれない。

※画像:https://www.in-n-out.com/menu#shakes

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