加工食品からのリステリア菌感染症、少なくとも10人が感染(5/12)

【サンフェルナンド12日】調理済み食品に関連したリステリア菌による感染で少なくとも10人が発症し、製造業者が複数の製品を自主回収していると連邦当局が発表した。

米国食品医薬品局(FDA)は土曜日、カリフォルニア州サンフェルナンドのフレッシュ&レディフーズ社が製造した食品に関連したアウトブレイクについて、連邦、州、地方当局が調査中であると発表した。FDAによると、発症した10人はカリフォルニア州とネバダ州に在住し、入院が必要となった。

FDAによると、これらの製品はアリゾナ州、カリフォルニア州、ネバダ州、ワシントン州の小売店や食品サービス販売店、病院、ホテル、コンビニエンスストア、空港、航空会社などで販売されていた。

リステリア菌による症状は通常、汚染された食品を摂取してから2週間以内に現れる。軽症の場合は発熱、筋肉痛、吐き気、倦怠感、嘔吐、下痢などがあり、重症の場合は頭痛、首のこわばり、錯乱、平衡感覚の喪失、けいれんなどがある。

連邦当局は、昨年から最近のアウトブレイクの調査を開始したものの、感染源を特定するのに十分な証拠がなかったと述べた。FDAの調査官がフレッシュ&レディフーズから採取した検体から、アウトブレイクの菌株と一致するリステリア菌を発見したため、4月に調査が再開されたという。

FDAは、発症した10人のうち6人がリステリア菌に感染する前に入院していたことを明らかにした。また、患者が以前治療を受けていた医療施設のうち少なくとも3つで、フレッシュ&レディフーズ社製の食品が提供されていたことも明らかにした。

疾病管理予防センター(CDC)は、感染患者からの検査サンプルは2023年12月から2024年9月にかけて採取されたと述べた。

フレッシュ&レディは、フレッシュ&レディ・フーズ、シティ・ポイント・マーケット・フレッシュ・フード・トゥ・ゴー、フレッシュ・テイク・クレイブ・アウェイのブランド名で、今年4月22日から5月19日までの「賞味期限」で識別できる複数の製品を自主回収した。

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