大阪万博がいよいよスタートした。開幕前はあまり盛り上がった感じでは無かったが、来場者による各国のパビリオンの評判はすこぶる良い。「期待していなかったのでビックリ、また来たい」の声も。
会場内の楽しみは何と言っても食事。人気ナンバー1は「万博うどん」、出汁の香りともちもち麵が絶妙らしい。限定レシピ、SNS映え間違いなしの「出汁巻きサンド」やふわっとした「たまごサンド」も人気が高い。意外なのは外国人観光客に典型的な日本の定食「サバの味噌煮定食」が好評なこと。確かに万博が開催された国の朝食を食べたくはなってくる。
洋食アメリカン部門では「関西バーガー」、たこ焼き風味ソースが決め手の「大阪限定バーガー」が気になる。「チーズフォンデュドッグ」のとろけるチーズとソーセージの最強コンビもおさえておきたい。アジア部門では、韓国の「チーズトッポギ」の甘辛スティックが何と言っても若者世代に圧倒的な人気。ベトナム「フォー」はヘルシー&優しい味で女性に好まれている。スイーツ部門ではお約束の「万博どら焼きパフェ」。インスタ映え間違いなしの「ピンクタピオカドリンク」も甘党の私には外せない。そうなんです、何だかんだ言っても大阪万博は盛り上がっているのです。
そんな私に、大阪万博から出演のオファーが!6月24日に開催される「紙オムツファッションショー」での対談依頼があったのだ。経緯をお話しすると、ここ数年「紙オムツ」という言葉が古いので、これからは「ペーパーブリーフ」と変更したらどうかと事あるごとに発言していた。その声が届いたらしく講演する事に。下着の事をズロース、シミーズと言っていた昭和初期の時代から、今や女性下着はランジェリーの名称に。それなのに紙オムツの名称だけが取り残されている。私世代になるとペーパーブリーフも日常の問題になって来る。もっとカジュアル感覚で使用しないと。今はとても薄く軽く履き心地も快適になっている。スポーツにもペーパーブリーフは世代を超えて最適なのでは。旅行では持ち帰り不要で便利なのだ。
万博開幕以来、会場内に滞在した人の年齢データーをみると、70歳以上は35%、60歳代22%、50歳代19%、30歳代6%、20歳代5%。男女別では男性45%、女性55%だった。おそらく夏休み期間は高齢者と若者世代の人数は逆転すると思うが、それにしても高齢者の万博への関心は高い。
そんな事もあってか「ペーパーブリーフファッションショー」が開催されます。もちろん見栄えする若いファッションモデルがランウェイを歩く。果たしてどんなショーになるのか今から楽しみ。お時間があれば遊びに来てください。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

