【ロサンゼルス8日】南カリフォルニア大学の教授によると、カリフォルニア州内の2つの製油所が閉鎖されると、同州全体のガソリン価格が大幅に上昇する可能性があるという。
ロサンゼルスのフィリップス66製油所が今年末までに閉鎖されれば、ガソリン価格は1ガロンあたり6ドル以上に、また、ベイエリアのバレロ製油所が来年末までに閉鎖されると、ガソリン価格は1ガロンあたり9ドル近くまで急騰する。
「供給量の減少、比較的安定した需要、そして法規制外のコストの重層化・・・価格は上昇するだろう」と、南カリフォルニア大学のマイケル・ミシェ教授は述べている。
閉鎖を補うために、カリフォルニア州はメキシコ湾岸諸国、中国、韓国、またはマレーシアからガスを輸入しなければならない。そうすれば、コストはさらに増加するだけだ。
予想される閉鎖を受け、ギャビン・ニューサム州知事は、安定した手頃な価格のガソリン供給を維持するために、州に対し製油所との連携を強化するよう指示している。