【ロサンゼルス24日】南カリフォルニア沿岸で、海洋哺乳類やその他の動物が有毒藻類の大量発生による死亡が確認されている。
海鳥やアシカはすでにドモイ酸を産生する藻類の影響を受け、体に異常をきたしていただが、ラグナビーチの太平洋海洋哺乳類センターの研究者らは、過去数週間で15頭のイルカにも体の異常を確認した。
アシカや鳥は治療して野生に戻すことができるが、イルカは重症になることが多い。イルカの約半数が死体で発見され、残りの半数はその後死亡したため、科学者は病気の治療ではなく、検死を行っている。
アリサ・デミング医師は、最初のアシカの病気が報告されたのは2月24日で、「その後、徐々に増えているようだ」と語った。現在、合計約60頭が保護されている。