「イートン・ファイヤー」の損害賠償求め、パサデナ統一学校区がSoCal Edison社を提訴(3/24)

【パサデナ22日】パサデナ統一学校区は22日、山火事「イートン・ファイヤー」で被害を受けたキャンパスへの損害賠償を求め、「SoCal Edison社」を提訴している公的機関のリストに加わった。

 「イートン・ファイヤー」はカリフォルニア州史上2番目に破壊的な火災となり、パサデナ統一学校区の6校を含む9,418棟の建物が全焼、約1,000棟が損壊した。この6校は、Franklin Elementary、Eliot Arts Magnet Middle School、Odyssey Charter School、Pasadena Rosebud Academy、Oak Knoll Montessori School、Aveson School of Leaders。

 同区側は、「複数の学校と教育施設が破壊されたことで、生徒、家族、そして教育コミュニティー全体に莫大な負担が生じた。この訴訟は、この壊滅的な火災によって失われた納税者と同地区の財源を回復するため公正な補償を求めるもの」と説明した。

 同区側は、この山火事は「SoCal Edison社」の送電塔付近で発生したと主張しており、これは「Baron & Budd P.C.とDiab Chambers LLP」がロサンゼルス郡、パサデナ市、シエラ・マドレ市を代表して3月5日に起こした訴訟と同様の内容。先の訴訟でロサンゼルス郡は、「SoCal Edison社」の電気設備が燃える可燃性の高い草木と接触し、カリフォルニア州の規定と法律に基づく設備と草木の距離を保つ義務を怠った」と主張している。

 最初の訴訟後の声明で「SoCal Edison社」は、「南カリフォルニアの山火事で被災した地域社会に心を寄せている。提起された訴訟内容を検討中であり、適切な法的プロセスを通じて対応する予定」と述べた。   

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。