LAの活動家グループ、ICEの移民摘発を追跡 アルハンブラの「ターゲット」でも(2/25)

【ロサンゼルス24日】トランプ政権下で移民への取り締まりが強化される中、ロサンゼルスでは、住民に自分らが持つ権利を喚起しようと約150人のボランティアグループ「Community Self-Defense Coalition LA」が形成され、米移民税関捜査局(ICE)の活動の追跡などを開始した。

 「Community Self-Defense Coalition LA」のメンバーは22、23日の週末、捜査官が令状を持っていない場合は玄関ドアを開けて応じる必要はないと地域の人々に伝えた。また、ICEの捜査官を尾行し、アルハンブラの「Target」やサンフェルナンドで実施された移民摘発作戦を阻止した。

 これに対しロサンゼルス郡のロクサーヌ・ホーゲ共和党委員長は、ICEの活動は犯罪者をターゲットにしていると説明。「拡声器やメガホンを持ち、法執行機関の合法的な活動を妨害しようとするのは間違い」と批判した。

 「Community Self-Defense Coalition LA」のアクティビスト、ロン・ゴチェスさんは、ホーゲ共和党委員長の主張に反論し、「ICEのデータでは、拘留された人々の半数以上が犯罪歴ゼロの人々だ」と述べた。

 1月下旬から移民摘発を支援しているFBIは、法執行業務を妨害する人は訴追される可能性があると警告した。

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