【ロサンゼルス23日】カリフォルニア州のニューサム知事は23日、2つの大規模な山火事が起き、これまでに28人の死亡が確認されているロサンゼルス郡の復興活動に25億ドルの資金を提供する法案に署名した。
この法案は、山火事の被災者に対し、再建活動の迅速化、清掃活動への資金提供、法的保護やその他の救済措置を求める内容。州議会のロバート・リバス議長によると、この法案は “非常に強力な超党派の支持 “で可決された。
山火事に対するニューサム知事の対応やリーダーシップを批判するトランプ大統領は22日、ロサンゼルス郡で火災に見舞われた地域への連邦災害援助を保留する可能性があると脅し、フォックス・ニュースのショーン・ハニティ氏に、特定の政策が変更されるまで連邦政府はカリフォルニア州に「何も」与えるべきではないと語るなどして物議を醸している。
ニューサム知事は、パリセーズとイートンの火災が発生した週に送った書簡で、被害状況を直接調査し、消防士や被災者と面会するようトランプ大統領を被災地に招待。トランプ大統領は24日、ハリケーン被災地のノース・カロライナと山火事被災地のロサンゼルスを訪問することになっている。