カリフォルニアを含む3州で自動車保険が50%以上跳ね上がる可能性が!|ららら新聞VOL.46

らら三郎(ららら編集部)

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カリフォルニアを含む3州で自動車保険が50%以上跳ね上がる可能性が!

自動車保険料に関するデータを提供する「Insurify」のレポートから、カリフォルニア州、ミネソタ州、ミズーリ州の3州で今年、自動車保険料が50%以上跳ね上がる可能性があることがわかりました。

 保険料は、カリフォルニア州、ミネソタ州、ミズーリ州でそれぞれ54%、61%、55%上昇する可能性があり、2年以上にわたるインフレの高進を経験した消費者にとって、さらなる負担となるのは必至となります。

 レポートによると、典型的な米国の自動車保険契約は今年22%跳ね上がり、年末には平均年間保険料が2,469ドルになります。これは、保険料が24%跳ね上がった2023年に続く値上がり、ということになります。

 消費者物価指数は7月に2・9%まで低下し、2021年3月以来初めて3%を下回りましたが、ドライバーの保険料率は上昇し続けています。「Insurify」は報告書で、「深刻化する気象現象が自動車保険料を押し上げている」と説明。例えば、「CCC Intelligent Solutions」によると、ひょう(気象現象)関連の自動車保険請求が包括的請求全体の11・8%を占め、2020年の9%から増加しています。

 「Insurify」の分析によると、メリーランド州のドライバーは6月現在、年間フルカバーの平均保険料が3,400ドルと最も高額で、保険料は年末までに41%跳ね上がり、3,748ドルになると予測されています。2番目に保険料の高い州はサウスカロライナ州で、6月の平均保険料は3,336ドルでした。年末までには38%上昇して3,687ドルになる可能性があるといいます。

 気象現象とは別に、自動車保険料金を引き上げている理由がいくつかあげられています。事故後の車の修理にかかる工賃や部品代など、保険会社が支払う費用が40%以上増加し、保険会社はその増加分をドライバーに転嫁しています。また、事故の賠償請求に弁護士が関与するケースが以前より増えているため、示談金が増加しており、これも保険料を押し上げているそうです。

(8/22/2024)

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