【オレンジ郡15日】カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)は、オレンジ郡のバイオテクノロジー企業家であるチャーリー・ダンロップ氏から5000万ドルの寄付を受けたと発表。同校の生物科学部にチャーリー・ダンロップ氏の名前が付けられた。
ダンロップ氏の寄付により基金が設立され、学部の学術・研究活動を幅広く支援することになるという。
ダンロップ氏は、オレンジ郡で育ち、カリフォルニア大学サンディエゴ校を卒業した後、1999年に「Ambry Genetics社」を設立。同社は遺伝子検査のパイオニアとなり、同氏は2017年にコニカミノルタに売却されるまで社長兼会長を務めた。
ダンロップ氏は、「UCIはカリフォルニア州、地域社会、そしてアーバインにとって大きな財産。同校とカリフォルニア州の高等教育制度がなければ、アンブリーのようなビジネスを立ち上げることは不可能だった」と述べた。
チャーリー・ダンロップ生物科学学部は、人間と環境における健康上の接点についての研究に重点を置く。現在、学部生4,000人以上、大学院生300人以上が在籍し、UCIで最も大きな学問ユニットのひとつとなっている。がん・感染症、発生生物学・遺伝学、環境・進化学、遺伝子発現メカニズム、神経変性、学習・記憶障害、構造生物学、幹細胞治療、科学教育などの分野で研究が行われている。