夢よ芽吹け、世界へ 国際音楽コンクール

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岩崎陽子  Yoko Iwasaki

起業家(スペシャルヴェニュ代表)

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■『スペシャルヴェニュ国際音楽コンクール』のプロデュース・運営会社「Special Venue」の創業者・CEOの岩崎陽子さん。出場応募方法についてなどコンクールに関する詳細は、本誌5ページの広告、またはこちらまで。
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フェイスブックhttps://www.facebook.com/specialvenue
https://specialvenue.org/japanese

 

記念すべき第一回は、2024年10月9日にニューヨークのカーネギーホールで開催、10月13日
はハーバード大学で開催される『スペシャルヴェニュ国際音楽コンクール』。同コンクールのプロ
デュース・運営会社「Special Venue」の創業者・CEOの岩崎陽子さんに話を聞いた。


「応募者の早期締切りが5月31日に迫っており、続々と応募が集まっています。応募者は、アメリ
カの各州からのほか、日本や中国、台湾、タイ、ブラジル、オーストラリアなどワールドワイドで
す。当コンクールが特別なのは、なんといっても今回のコンクールで入賞すると、カーネギーホー
ル、ハーバード大学での入賞者コンサート(決勝)に出演できること。才能あふれる若き音楽家た
ちが集まるハイレベルなコンクールになることが予測されます」


 

「輝く未来へ羽ばたく子供たちが世界中で花を咲かせていけるように、種まきをしたい」という
熱い思いからこのコンクールの実現に踏み出した岩崎さん。「アメリカで音楽コンクールを開催し
たいと、一人で始めたところ、たくさんの方々が私の思いに賛同し、協力してくださるようになり
ました」。昨年末、運営会社「Special Venue」を起業し、猛スピードでコンクールの準備を進めて
いった。起業家としてのノウハウは、国際総合法律事務所でM&Aやファイナンスに従事したほか
、米ITベンチャーでの製品開発マネージメントや、日系上場企業の会計監査を手がけるなど、ビ
ジネス業界で培われたもの。また、二人の子供が米音楽コンクールに出場、カーネギーホールで演
奏を果たすなど、アメリカでの自身の子育てを通して音楽的バックグランドを持つ。

■カーネギーホールは自身の二人の子供が米音楽コンクールに出場し演奏を果たした特別なヴェニュでもある。ここからたくさんの子供たちが輝く未来へ羽ばたいてほしいという願いを抱く。


 

アメリカで生まれ、神戸で育った岩崎さん。「私自身、6歳からピアノを習い始め、そこでは素
晴らしい先生や才能あふれる友達に出会い、共に演奏したアンサンブルコンクールでは毎年金賞を
受賞し、ソロでも全国大会に出場しました」。魂のこもった厳しいレッスン、共に切磋琢磨できる
天才的な仲間、音楽家になってほしいと全力で自分を支えてくれる母。しかし、ありがたさとは裏
腹に「厳しい音楽の道を歩んでいけるのだろうか…」と迷いもあった。勉強も大好きだった岩崎さ
んは進路に悩み抜いた末、慶應義塾大学へ進学し、その後はビジネスのキャリアを築いた。


 

そんな岩崎さんが今、思うことは「いつもそこにはずっと、ピアノの音の美しさに感動している
自分がいました。愛するクラシック音楽の世界でこれからのキャリアは生きていたい。母は、ピア
ノという美しい種を私にまいてくれました。その種はしっかりと根を付け、時が来るのをじっと待
っていてくれた。そして、今こうやって世界に響くコンクールとして芽を出したのです」。

(5/22/2024)

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