TeslaのCybertruck、アクセルペダルの不具合で約4,000台をリコール(4/19)

【ロサンゼルス19日】「Tesla」は、2023年11月13日か2024年4月4日までに製造されたすべてのCybertruckのリコールを発表した。

 全米道路交通協会によると、これらのCybertruckはアクセルペダルに欠陥があり、強い力を加えると外れる可能性があるというのがリコールの理由。ペダルがその上の内装トリムに挟まれる可能性があり、衝突の危険性が高まると指摘している。リコール対象車両は4,000台近くになる。

 「Tesla」はまた、アクセルペダルを組み立てる際の潤滑剤として石鹸を使用するという未承認の方法を導入しており、「潤滑剤の残留により、パッドがペダルに固定されにくくなった」と同協会は述べている。

 「Tesla」が同車のペダルの不具合に関する苦情を最初に受けたのは2024年3月のことだった。今月初めに2件目の苦情が寄せられたため、「Tesla」は問題を再現するテストを実施し、症状の存在を確認。追加テストを行った後、該当する車両を自主的にリコールした。

 「Tesla」によると、4月15日時点でこの症状に関連した衝突事故、負傷者、死亡者の報告は把握しておらず、現在、該当する顧客に対し、アクセルペダルの交換または修理を無償で実施する予定だという。

 「Tesla」は今年初めにも、インストルメント・パネルのフォントが小さすぎるとして、米国で販売されたほぼすべての車両をリコールした。全米道路交通協会によると、このフォントは約220万台の車のブレーキ、パーク、アンチロックブレーキシステムの警告サイズ表示に使用されており、連邦安全基準に違反しているという。

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