LA郡が「Grubhub」を提訴 虚偽広告と不公正なビジネス慣行で(2/23)

【ロサンゼルス22日】ロサンゼルス郡はこのほど、食品宅配大手の「Grubhub」に対し、虚偽広告と不公正なビジネス慣行を訴える訴訟を起こした。

 訴えでは、「Grubhub」がデリバリー注文は無料と宣伝しておきながら、チェックアウト時に手数料を請求していると説明。しかし、「Grubhub」側はこの行為を中止したと述べている。

 「Grubhub」はまた、低価格で顧客を誘い、会計時にサービス料などの手数料を上乗せする「おとり商法」でも告発されている。訴訟では、これらの手数料が時によっては注文した料理の代金を上回ると説明。これに対して「Grubhub」側は、手数料については前もって明確にしていると主張している。

 この訴訟ではまた、「Grubhub」がレストランを利用者に提案する際、利用者の検索条件への合致率ではなく、「Grubhub」側に最も高い掲載料金を支払っているレストランを提案しているとも主張。「Grubhub」側はこの主張を全面的に否定している。

 ロサンゼルス郡当局は、郡内をはじめカリフォルニア州全域で、「Grubhub」によって被害を受けたと思うドライバー、顧客、レストランは同郡の消費者・ビジネス局(Department of Consumer and Business Affairs)に連絡するよう呼びかけている。 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。