刑務所を出所したばかりの偽医師、医師なりすましで再逮捕 ボトックスなどの被害28人(2/23)

【オレンジ郡22日】医師になりすまし無免許で医療行為を行った罪で昨年4月に有罪判決を受けたアナハイム市のエリアス・レンテリア・セゴビアーノ容疑者(63)が、刑務所から出所して約2週間後の1月4日に再びボトックスビジネスを開業しようとして再逮捕された。オレンジ郡検察当局が22日に発表した。

 オレンジ郡検察当局によると、セゴビアーノ容疑者は2019年以降、スペイン語を話す女性をターゲットに、ボトックスやフィラーなどの医療行為を偽造品である可能性のある医療用薬剤を使い無免許で行なった。これまでに、少なくとも28人の被害者が確認されている。

 2023年4月に、セゴビアーノ容疑者は13件の無許可医療行為を含む複数の重罪および軽罪を認め、禁固刑が科された。その後1年4カ月の服役を経て、昨年12月22日に出所していた。

 セゴビアーノ容疑者は、ブレア市にある「Phenix Salon Suites」のスペースを転貸しようとし、所有者の1人と転貸契約を結ぶ際に偽名を使った疑いで告発されている。報道でセゴビアーノ容疑者の前科を知った所有者らは、契約を解除した。

 セゴビアーノ容疑者は今回、医師免許を持っていると偽った軽罪と、無許可の医療行為という2つの重罪で起訴されている。当局は、セゴビアーノ容疑者の治療を受けた人はオレンジ郡検察当局まで電話(714)834-6538で連絡するよう呼びかけている。

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