「アンバーアラート」が奏功、ロングビーチから盗難車で誘拐された4歳児を女性2人が発見(2/14)

【ロングビーチ14日】児童誘拐や行方不明の事件発生時、テレビやラジオ、携帯電話を通じて警報を出す緊急速報「アンバーアラート」が奏功し、ロングビーチで盗まれた車に乗っていた4歳男児が13日夜、無事に保護された。

 ロングビーチ市警によると、13日の夕方、父親がエンジンをかけたまま車から離れたわずかな間に車が盗まれ、4歳の息子は車に乗ったままで、「アンバーアラート」が発令された。

 その後、「アンバーアラート」を受けた女性2人がアラートに記された盗まれた車の特徴を基に車を探しにドライブに出たところ、最終的にナンバープレートが一致するグレーのホンダ・アコードを見つけ、911に電話した。

 駆けつけた警官が午後8時10分頃、Pine AveとShoreline Driveの近くに放置されたホンダの車内に子供を発見し、無事に保護した。

 警官は容疑者逮捕に向けて、周辺の監視カメラの映像の解析を続けている。

 「アンバーアラート」は、1996年にテキサス州で誘拐され殺害された9歳の少女アンバー・ハガーマンさんの名前にちなむとともに、「America’s Missing: Broadcast Emergency Response(Amber)」の頭文字をとったダブルミーニングであるといわれる。主にアメリカとカナダで運用されており、児童誘拐事件の解決に一定の成果を上げている。

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