コンゴで流行のエムポックス WHOが警鐘 全世界に拡大の恐れ(12/22)

【ロサンゼルス22日】世界保健機関(WHO)は15日、コンゴ民主共和国で流行している感染症「エムポックス(サル痘)」(以下:サル痘)が世界中に拡大する恐れがあると警鐘を鳴らした。

 サル痘は1970年にコンゴで初めてヒト症例が確認されており、アフリカ中央部から西部の複数の国では何年も前から流行している。このあたりの地域では動物由来の感染症が発生することが多い。

 WHOでサル痘の責任者を務めるロザムンド・ルイス氏は、スイス・ジュネーブでの会見で「コンゴ民主共和国から世界中に感染が広がる事態を懸念している」とし、コンゴでは今年に入ってからの感染症疑いがこれまでの年間報告件数の2倍を超える1万3000件を超え、死者は600人以上にのぼっていると明らかにした。また先週、カンボジアでの初の感染者が確認された。

 ルイス氏によると、WHOは東南アジアを旅行するクルーズの船内で感染が拡大したとみているが、まだ情報が不足しているということだ。
WHOは、サル痘の感染者はおもに、同性との性交渉をもつ男性や、1人または複数のパートナーと最近性交渉をもった男性だとしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。